#044 金持ち父さん貧乏父さん 実践その2:スタートを切る為の十のステップ―⑩「教えよ、さらば与えられん」―与えることの力

実践その2は、以下の十のステップがあり、本日は最後の⑩の内容となる:

■スタートを切る為の十のステップ

・①強い目的意識を持つ―精神の力 

・②毎日自分で道を選ぶ―選択する力 

・③友人を慎重に選ぶ―協力の力 

・④新しいやり方を次々と仕入れる―速習の力 

・⑤自分に対する支払いをまずすませる―自制の力

・⑥ブローカーにたっぷり払う―忠告の力  

・⑦元手はかならず取り戻す―ただで何かを手に入れる力

・⑧ぜいたく品は資産に買わせる―焦点を絞る事の力

・⑨ヒーローを持つ―神話の力

・⑩教えよ、さらば与えられん―与えることの力  ←本日はこちら

■こんな人にお勧め

・人に与えることで、あとになって、2倍にも3倍にもなって返ってくると聞くが、本当にそうなのか信じられない人

・ギバー、テイカー、マッチャーの分類と対策について興味がある人

・なぜ人に与えれば与えるほど自分に戻ってくるのか、理論的に理解したい人

■「十分の一税」という考え方

筆者曰く、金持ち父さんは

収入の十分の一を教会へ献金すべきだという「十分の一税」という考え方を固く信じていた

とのこと。

「税」とは言っても本当の税ではなく、自主的に十分の一は寄付するということを決めているのだそう。

きっと税金対策だろうと思っていたところ、(それもあるかもしれないが)どうやら

・まず人に与えることで、あとになって、2倍にも3倍にもなって返ってくる

と信じているからとのこと、であった。

実際経験上も

・何かを売りたいと思ったら、誰かが何かを売るのを手伝ってあげることで

・自分のものも売れるようになるし

・契約を取りたいと思ったら、誰かが契約を取るのを手伝うことで

・魔法のように、自分のところにも契約が舞い込んでくる

というのだ。

■アダム・グラント「Give&Take」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88

ここで気になったのが、「人に与える」ことが、常に返ってくるとは限らないのではないか、と感じた違和感である。

特に都会に住んでいると、必ずしも返報性を感じるひとばかりではなく、人の行為に乗じた悪い奴らも一定数存在するのではないか、という感覚である。

そこで思い出したのが、アダム・グラント著の「Give&Take」という書籍である。

この書籍では人は大きく3種類に分けられ

ギバー(Giver):与える人ー「何をしてあげよう」と考える人 25%

テイカー(Taker):奪う人ー「何をしてもらおう」と考える人 20%

マッチャー(Matcher):与えてもらったら返そうとする人ー「バランスが大事」と考える人 55%

という人達とのことである(もちろん、シチュエーションにより変わり、家庭ではギバー、仕事ではテイカーという場合もあるそうだ)

■誰が生産性が高くて成功できるか

この3種類の中で、誰が最も生産性が高く成功できるか、というと、以下の通りとのこと

1位.ギバー

2位.マッチャー:可もなく不可もない為

3位.テイカー:短期的には成功するものの、マッチャーによって相応の復讐をされる

ギバーは実は2種類いて、一方のギバーは一位だが、もう一方のギバーは最下位になるとのこと

■2種類のギバー

A)自己犠牲のギバー

B)他者志向性(Win&Win)のギバー

■A)自己犠牲のギバー

・「なんでもやります! 」タイプ

・依頼されると断れず、自己犠牲によってテイカーによって搾取される 

・自分が10、相手も10だとすると、自分を0にして、相手を20にするイメージ

→しかしながら、そうすることで、今回が最後のGiveになってしまう、次回のGiveを与えることが出来なくなってしまう

■B)他者志向性(Win&Win)のギバー

・「誰に、どうやってギブするか」を考えるタイプ

相手を選びWin&Winとなる方法を考えた上でギブをする(相手を少しだけ勝たせる) 

自分が10、相手も10だとすると、自分を15にして、相手も20にするイメージ

→そうすることで、今回のGiveが終わっても、今後もGiveを続けることができる

例)部下のやる気を上げる為に時間を使う →結果部下から信頼されたり、生産性が上がったりする

とのこと。

と言うことで、「他者志向性」のあるギバーになる事が生産性を高め、成功する道であることは分かったのだが、テイカーへの対策も考える必要があるとのこと。

■テイカーへの対策

1.テイカーから逃げる

2.逃げられない場合はテイカーの特徴を知り、テイカーへ与えたら与え返してもらうという「マッチャー化」する

■1. テイカーから逃げる

テイカーは怖く、他者志向性が身についていないギバーだと、詐欺に引っかかってしまうこともあるとのこと

・自分が自己犠牲型のギバーだと骨の髄までしゃぶられる

・自分がマッチャーだとひたすら奪い合いの戦争で消耗してしまう

ということで、テイカーと絡んだら、ハッピーエンドにならない、沼にはまって、時間のムダ。テイカーは百害あって一利なし、とのこと。

尚、時間やお金、気力を奪われていることを、頼られていると勘違いして「自分がいないとあの人はだめ」と思ってしまう人もいるので気を付ける必要があるとのこと。

■2.逃げられない場合はテイカーの特徴を知り、テイカーへ与えたら与え返してもらうという「マッチャー化」する

<テイカーの特徴>

テイカーは見抜くのが難しく、第一印象は良い人であることが多いとのことだが、以下が特徴である:

・自己中心的

・人の話を聞かない

・SNSの写真が実物より良く映っている

・貴方の人生を劇的に変えた人を4人挙げてくださいと聞くと、自分より地位の高い人を上げる(テイカーは自分より偉い人にこびて下の人間に非常に厳しいという特徴がある 例:居酒屋の店員やタクシー運転手にやたら上から目線の人など)

<マッチャー化>

自己犠牲にならないように、自身が与えたら、与え返してもらうよう要求する(返報性の要求)。そうすることで骨の髄までしゃぶり取られることを防ぐ

とのこと。

■与える「人」と「方法」が重要

ということで、「金持ち父さん貧乏父さん」に話を戻すと、おそらくここで筆者が言っている「与える」の対象は、

「マッチャー」や「ギバー」の人達に対して

他者志向性(=Win&Win)になる方法

Giveすることであり、そうすることで

「返報性の法則」

によって、

彼らがお返しをしなければならないと感じる

ようになり、

何倍にもなって返ってくる

という論理なのであると、理解した。

■テイカーになるな

筆者は一つ面白い例を出していた

・凍てつく寒さの夜、両手いっぱいの薪を抱えてストーブの前に座っている

・ストーブに向かって、こう叫んだ「温めてくれたら、薪をくべてやるよ!」

というものだ(笑)。

この例は、「先に与えよ」という意図で出しているが、どちらかというと「テイカーになるな」、という意味あいの方が妥当な気がする。

■与える対象はさまざま

筆者は与える対象は「お金」だけでなく、「愛情」「幸せ」「セールス」「契約」「知識」とさまざまなものだと述べている。

・出会った人たちが自分に微笑み返してこないと思ったら、自分から「ハロー」と微笑みかけると、微笑みを浮かべた人が増える、

とのこと。これについては、アメリカと日本の文化の違いはあるとは思うが)

■出し惜しみせず与える

また、筆者は

「知識」についても出し惜しみなく「教える」

ことで

・その教えた人が近い将来賢い人間になった際、

・その賢い人間に色々助けてもらう方が、自分ひとりで成功を目指すよりも近道になる、

と述べている。

これも、「テイカー」でない場合という前提が付くわけだが、アダム・グラント氏曰く、テイカーは20%である為、マッチャー55%、ギバー25%で80%となるので、多くの人に教えれば教えるほど、返報される確率は上がる、と言えるのではないかと考える。

それが、筆者や他の成功者が良く言う、「与えれば与えるほど、自分に返ってくる」という意味の真髄ではないか、と自身で納得した。

すなわち

・サンプルが1人や2人

だと、たまたま運悪くテイカーに当たってしまったりすることもあるので、何も返ってこない、となるのだが、確率論的に

5人にギブすれば、4人からは返ってくる計算

なので、最低5人にギブすればかなりの高確率で返報されるということになりそうだ(そして1人のテイカーに関しては気にせず忘れる(笑))。

■まとめ

以下、本日のまとめです。

・十のステップの最後10個目は⑩「教えよ、さらば与えられん」―与えることの力である

・筆者は「十分の一税」という考え方で収入の十分の一を寄付している

・これはまず人に与えることで、あとになって、2倍にも3倍にもなって返ってくると信じている為だ

・これは全ての人に当てはまるわけではなく、ある一定の条件を満たした場合に当てはまると考えられる

・アダム・グラントの「Give&Take」によると、人間は3種類に分けられ、ギバー(25%)テイカー(20%)マッチャー(55%)が存在する

・ギバーはさらに2種類に分けられ、「自己犠牲型」のギバーと、「他者志向性(Win&Win)型」のギバーである

・成功する確率が最も高いのは「他者志向型(Win&Win型)」のギバーであり、最も低いのは「自己犠牲型」のギバーである

・ロバート・キヨサキ氏が言う「与える」対象は「ギバー」「マッチャー」を前提にした「返報性の理論」が前提であると考えられる

・とは言え、「ギバー」「マッチャー」で80%を占める為、最低5人に与えれば4人からは返報される為、なるべく多くに与えれば与えるほど、返報が大きくなるというのは、理論的に妥当である

・また「知識」を出し惜しみなく「教える」ことで、近い将来その人が賢い人間になった際に助けてもらえる

以上となります。

今回は、読んでみて私自身が少し引っかかってしまったため、別の本の内容(アダム・グラント氏のGive & Take)を差し込んだ上で、私の解釈も踏まえて解説してみました。

このように前提条件が分からないと、結論が???となることはあるのですが、前提条件をパズルのピースのように当てはめてみると、非常に腹落ちするということがあるのだ、と今回しみじみ感じました。個人的にはかなりもやもやが、すっきりして、満足しています(笑)。

もし読者の方で以前本書を読まれてしっくりいっていなかった、など同じように感じていらした方がおりましたら、このような前提をもとに考えるとすっきりするのではないかな、と思い少しの助けとなりましたら、幸いです!

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