#065 なぜ投資のプロはサルに負けるのか(藤沢 和希)

本日から、この本を読んだ上での解説をして行きたいと思う(https://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%AF%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%81%AB%E8%B2%A0%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E2%80%95-%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%84%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%8A%E9%87%91%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AA%E3%82%84%E3%82%8A%E6%96%B9-%E8%97%A4%E6%B2%A2-%E6%95%B0%E5%B8%8C/dp/4478600538

この本は、藤沢 和希氏が2007年に書いた本で、私の投資好きの友人から、お勧めされた本である。

■著者プロフィール

・筆者は理数系博士号取得者で元研究者、欧米の大学院で教鞭につき、外資系投資銀行に勤務(執筆当時)

・その後作家として独立(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E6%B2%A2%E6%95%B0%E5%B8%8C

以下本書の前段部分の紹介となる。

■背景

  • 筆者が投資銀行に入って分かったことが、お金の知識(ファイナンシャル・リテラシー)が自身に備わっていなかったこと
  • 世間一般でいえば、かなり教養の高い部類に入っていたはずだが、それでも知らなかった

■ファイナンシャル・インテリジェンス

  • 日本国民は、学校から資本主義や市場経済の仕組みについて何も学ばないまま、卒業と同時に市場原理が支配する弱肉強食のジャングルに放り出される
  • 資本主義経済の中で生活しており、ファイナンシャル・インテリジェンスがないものは、ただただ合法的にむしられるほかない
  • いくら特定の分野で才能があろうと、ファイナンシャル・インテリジェンスが伴わないと、その才能もずる賢い人に利用されるだけ
  • お金があっても不幸な人はいるし、お金がなくても幸せな人はいる
  • ただお金はあるに越したことはない
  • お金の知識なしに、お金を増やしたり、守ったりすることは、とても難しい

ここのくだりは、以前のブログでも紹介した、金持ち父さん貧乏父さんの考え方と一致している(と言うか、筆者は金持ち父さん貧乏父さんも参考にしたと、巻末に言及している)

■ファイナンシャル・インテリジェンスを学ぶには

  • ファイナンシャル・インテリジェンスを身に付けるのはそれほど難しくない
  • ちょっとした常識中学生レベルの算数があれば可能

■日本国民がファイナンスについて無知な理由

  • では、何故これほどまでに無知なのか
  • それは、正しいファイナンスの知識の何倍ものオカルト情報がメディアにあふれかえっている
  • ノイズの中でどれが正しい知識なのか、一般人が見分けることが至難の業だから

■マネーの世界の摩訶不思議

  • 本屋の旅行コーナーで、ハワイの歩き方の隣にムー大陸の秘密という本が一緒に売られることはまずない。超能力やUFOのコーナーに置かれる
  • 本屋の投資コーナーに行くと、オカルト投資指南本と、大学教授が書いた固い経済学が一緒に売られている
  • これがマネーの世界の摩訶不思議である

■終身雇用から自己責任へ

  • 終身雇用が終焉を迎え、年金制度が破綻してきた
  • いい大学を出て、いい会社に入って、マイホームを35年ローンで買い、60歳で退職金をもらい、年金で豊かな老後を過ごす、という黄金の人生設計過去のものになっている
  • 何事も自分で決めるのが不得手な日本国民が、突然自己責任の資本主義社会の中で生きていくことを強いられるようになった
  • このチャンスに満ち溢れる時代を楽しむのに、正しいお金の知識絶対に必要になる

というのが、前段の内容となる。

以下が本編の概要となる

■第一章 マネーの世界はワンダーランド

  • 投資、保険、マイホーム、教育などの日常的なお金の問題
  • なぜ投資セミナーの講師赤の他人楽してもうかる方法を、そんなに気前よく教えてくれるのか
  • なぜ、不動産屋はそんなに儲かる投資用ワンルームマンション自分で買い占めないのか
  • なぜ、プロのファンド・マネジャーがそんなに投資がうまいなら、会社を辞めて自分のお金で投資をしないのか

■第二章 投資とはどういうゲームなのか

  • 全ての投資に共通する「リスク」と「リターン」
  • 元本保証利回り10%確約というインチキ金融商品にカモられない

■第三章 株価とはなにか

  • 全ての金融商品の値段を計算するたったひとつの正しい方法
  • 株、債券、不動産

■第四章 投資は運か実力か

  • どうして投資のプロサルに勝てないのか
  • 市場原理の仕組み

■第五章 現代ポートフォリオ理論のシュールな結論

  • ポートフォリオを組んでリスクを減らしリターンを増やすことを追求していくとどうなるのか 
  • 結論は驚天動地の常識では想像できないもの
  • あまたのノーベル賞学者を生み出した理論

■第六章 それでも投資したいひとのために

  • 虎の子の資産を金融市場でどのようにリスクにさらすべきか

■その他

  • お金のからくり知っている人と知らないひとでは、5年もたてばものすごい差が出てくる
  • ファイナンシャル・インテリジェンスさえあれば、市場原理が支配する弱肉強食の資本主義ジャングルは、実はおいしいフルーツがたくさん実る楽園だと気づく
  • 豊かなジャングルを嬉々として飛び回る幸せなおさるさんになれる

明日以降、各章について、深堀して行きたいと思う。

Note:https://note.com/earth76

Twitter:https://twitter.com/earth76_

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA