#082 なぜ投資のプロはサルに負けるのか 第六章 それでも投資したい人のために①

本日は、第六章(最終章)「それでも投資したい人のために」の、その①を解説したい

以下が第六章の内容となる。本日は1~2について解説する

1.投資なんてせずに会社に行って、上司に怒鳴られながら一生懸命働くのが一番 ←本日
2.競馬やパチンコや宝くじよりは株の短期売買が断然お得 ←本日
3.リスクを承知でお金を増やしたいならインデックス投資
4.アセット・アロケーションで9割決まる
5.一生ファイナンシャル・アドバイザーいらずの究極のフローチャート

■1.投資なんてせずに会社に行って、上司に怒鳴られながら一生懸命働くのが一番

  • 最もよい投資法=投資をしないこと(笑)
  • 株式投資の期待リターンは1年で大体5%程度
    • 期待リターンがプラスということは、必ず胴元が儲かるギャンブルや宝くじと違って株式投資は儲かる可能性が高いゲーム
    • しかしリスクを取る事に対するリターンであって、決してフリーランチではない
  • もし100万円を投資した場合
    • 5%でたったの5万円
  • 5万円もうけたいなら頑張って残業代を稼いだり、上司にゴマをすったり(外資系ではボスのケツにキッスするという)したほうがはるかに簡単
    • 株式投資、債券投資、不動産投資ともに、投資は常に損するリスクと隣り合わせ
    • しかし残業や上司へのゴマすりはほぼ無リスクで利益を上げることができる
    • 今(2007年)現在、普通に会社で働けば年収300万円稼げる
    • 逆に年間300万円をまともな資産運用で稼ごうと思えば、300万円÷5%=6,000万円くらいの元手がないといけないことになる
    • もし一文無しでも、人的資本として数千万円持っているのと同じ
  • 正直には、わずか200~300万円の貯金など、投資してもしなくてもどうでもよい
    • 投資するにはいろいろと金融商品を調べたり、口座開設などの事務処理をしたりと、時間と労力がいる
    • 身もふたもないことを言うと、たかだか200~300万円しかお金を持っていないなら、投資なんて時間のムダだから、満員電車で会社に通って頑張って働きましょうということ
  • 一つ大事なことは、住宅ローンなどの借金があるひとは、投資なんかせずに早く借金を返すのが1番

とのこと。

いくら投資をしたとしても、200~300万円程度の元本なら、儲けは年5%として年10万円~15万円程度。

これでは大した儲けにはならない。

逆に年300万儲けようとすると、300万÷5%=6,000万円の元本が必要となる。

筆者曰く、年300万円なら会社で働けば1年で稼ぐことが出来るので、その方がよいとのこと。

確かにその通りだ。

問題はどのようにして6,000万円の元本を作り上げるのか、だ。

その答えは株式投資ではない、ということであろう。

ただ、会社の給料か株式投資かの2択というよりは、会社で給料を得ながら、株式投資をするという両方を満たしていけば、計算したところ、当初は年15万円だったものが、10年、20年と経つにつれ、ほぼ投資額の8割程度のリターンを得ることもできるようである。

以下、元金300万円で、年120万(=月10万円)積み立てた場合の、資産残高シミュレーションである(年利益は全額再投資とする):

このように2,580万円(2,280万円+300万円)の投資で、2,064万円のリターンを20年間で得ることが出来ている(約80%)。

とはいえ、1,000万円からスタートした場合のインパクトは上記の比ではない

投資額3,280万円に対し、3,221万円のリターンを20年間で得られている(98%)。

元金2,000万円からスタートした場合に至っては、2倍以上のリターンを得られている

4,280万円の投資に対して、4,875万円のリターン(114%)を20年間で得ている。

と言うように、やはり元金が大きいことがインパクトが大きいようだ。

となると、やはりとっとと稼いで、無駄遣いをせずに、種銭を貯めよう!ということになりそうだ(笑)

■2.競馬やパチンコや宝くじよりは株の短期売買が断然お得

  • 投資をギャンブルの一種と考えれば、これほど魅力的なものはない
    • 現在(2007年)では、ネット証券が血で血を洗うような手数料値下げ競争の結果、非常に安いコストで株の売買が出来る
    • 長期投資では一度買ったら、そのまま何年も放っておくので、ギャンブルとしての面白みがない
    • スロットマシーンやルーレットのように、すぐに結果が分からなければ、ゲームとしてあまり面白くない
      • 株を頻繁に売買すれば、株式市場を使って、エキサイティングなゲームをすることが出来る
    • 日本のパチンコやラスベガスのスロットマシーンでは通常賭ける金額に対して5%程度のテラ銭を取られるが、格安のネット証券を使えば0.1%以下に抑えることが可能
    • まともな長期投資では1年で稼げるリターンはせいぜい5%
      • ところが値動きの激しい銘柄を1点買いすれば、たった数時間で5%くらい動くこともある
      • このような超ハイリスクの短期売買を繰り返せば、宝くじを当てるような確率だが、1年で100万円を数億円に増やすということも可能
  • 株価の動きはほとんどランダムウォーク
    • 短期的には上がるか下がるかは半々
    • だから短期投資でも素人がプロに比べて断然不利と言うことはない
  • 株の短期売買は0.1%のテラ銭で合法的に博打が打てるようなもの
  • デイトレーディングのような株の短期売買は、基本的にはゼロサムゲームなので、時間の無駄だからやらないほうが良い
    • 素人の短期売買しょせんギャンブル
  • しかし日本のパチンコや競馬ラスベガスのカジノも、統計的には負ける確率が高いが連日多くの人が押しかける
    • ギャンブルはお金を儲けるというより、一種のエンターテインメントと考えた方がよい
    • 人は好きな歌手のコンサートにお金を払うように、パチンコ屋や日本中央競馬会、ラスベガスのホテルにお金を払っている
    • その為、格安ネット証券を使った株の短期売買は、娯楽としては最高に魅力的

とのこと。

ギャンブルとして割り切れば、短期株式投資は楽しい「娯楽」だということだ。

ここは以前のcisさんの書籍「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」でcisさんが語っていたことと通じる。彼はデイトレーダーであり、「ギャンブル」と公言している(且つ自身はギャンブルが大好きとも語っていた)。

私自身は。。。特にギャンブルには興味がないので、やはりデイトレード派ではないのであろう。。(笑)

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