#085 なぜ投資のプロはサルに負けるのか 第六章 それでも投資したい人のために④

本日は、第六章(最終章)「それでも投資したい人のために」の、その④を解説したい

以下が第六章の内容となる。本日は5~6について解説する

1.投資なんてせずに会社に行って、上司に怒鳴られながら一生懸命働くのが一番
2.競馬やパチンコや宝くじよりは株の短期売買が断然お得
3.リスクを承知でお金を増やしたいならインデックス投資
4.アセット・アロケーションで9割決まる
5.一生ファイナンシャル・アドバイザーいらずの究極のフローチャート  ←本日
6.ファイナンシャルフリーダム  ←本日

■5.一生ファイナンシャル・アドバイザーいらずの究極のフローチャート

  • 金融商品は、実は健康食品民間療法星占い結婚情報サービスなどと、実に似ている
    • 本来長生きする一番の秘訣は煙草を吸うのを辞めて、車に乗らないこと、乗ってもシートベルトを必ずつけること
  • このように最も効果的な「健康で長生きする方法」は決して難しいものではない
    • しかし世の中には星の数ほどいかがわしい健康グッズが売られており、飛ぶように売れている
  • 投資も一緒で、よい投資法が必ずしも難しいものである必要はない
  • と言うことで、一生投資に悩まなくても済むように、筆者が作成した最先端の金融工学に基づくフローチャートが以下である

と言うように、まずは

1)ギャンブルを辞める事。次に

2)借金(住宅ローンも含む)を返済すること。その上で

3)数百万以上の資金を持っていること、が3条件となり、その上で、

4)長期国際分散投資(インデックス投資)をする。

5)資金が数千万円を超えたらさらに不動産にも投資する。

6)資産が数億円に達したら、投資からのキャッシュフローで悠々自適の生活を送る

という順番である。

ここで不動産は「数千万円を超えたら」とあるが、この文脈は、単にそのくらいのお金がなければ買えないから、と言うことだと考える。

言い換えれば、買える不動産があるのであれば、買ってもよい、ということだろう(と個人的には解釈した)。

■6.ファイナンシャルフリーダム

  • ロバート・キヨサキ氏の世界的ベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」の影響
    • 日本でも「ファイナンシャル・フリーダム」という言葉が広く知られるようになった
  • 「ファイナンシャル・フリーダム」とは
    • 企業や国家に頼ることなく、自分の力で豊かな生活を生涯遅れるようになること
    • 具体的には、不動産や株式、債券などの投資から得られる不労所得自分が所有するビジネスからの不労所得の合計が、安定的に生活費を上回り続けること
    • 「不労」というのがポイントで、一生好きなことをして遊んで暮らせる状態
  • 外資系投資銀行で働いている人の目標もファイナンシャル・フリーダム
    • なるべく早く十分なお金を稼いで、早期引退を目指している
    • しかし現実は甘くなく、ほとんどの人が達成できず、会社を転々しながら定年までサラリーマンで働き続ける
  • ロバート・キヨサキはエリート・サラリーマンの生活「ラットレース」に例え、こき下ろした
    • かごの中のペットのハムスターが、くるくる回る車輪のおもちゃの中を走っても走っても、同じところにいる
    • 朝早く会社へ行って、夜遅くまで働き、出世レースを走り、月末にはカード会社から送られてくる請求書を支払う
    • また朝早く会社へいく
    • エリート・サラリーマンの生活はいつも同じところをくるくる回っている
  • 日本で生活する場合、1億円以上の資産がないと、ファイナンシャル・フリーダムを達成は難しい
    • 企業や国家に依存しながら息苦しいラットレースを走らされているのに多くの人が気づいた
    • 会社勤めは様々なことを学べたり、色々な人に出会えたりといいこともたくさんある
    • 反面、朝から晩まで時間を拘束され続け、会社の指示には自分がやりたくないことでも従わなければいけない
    • ストレスがたまることもたくさんある
  • ファイナンシャル・フリーダムなるべく早く達成するには、経済合理的に賢く行動し続けること
    • 長時間続けても苦にならない好きなこと
    • 自分の得意なこと
    • これらを仕事にして、キャリアを構築
    • 起業などの機会を伺い
    • これはというチャンスに出会ったら、そのリスクに賭ける
    • そして、稼いだお金を効率よく投資に回す
  • しかしこのような地道なことを何年も続けるのは大変
    • 多くの人宝くじデイトレーディングなどの安易な方法に流れていく
    • 結果的にファイナンシャル・フリーダムから遠ざかっていく
  • 地道に自分の能力を磨き、時として人生に訪れる大きなチャンスをつかみ取れるよう、いつも感性を研ぎ澄ませていなければならない
    • 大きなチャンスとは起業だったり、投資だったりする
    • 人事を尽くして天命を待つ
  • ラットレースの問題点は、たとえあなたがレースに勝ってもあなたはまだラットだということ
  • The trouble with the rat race is that even if you win, you’re still a ratLily Tomlin

とのこと。

最後はロバート・キヨサキの金持ち父さん貧乏父さんにも言及されていた。

正に私が目指しているFIRE(Financially Independence Retire Early)の考え方を地で行く考え方だ。

そしてそれを早く達成するには、経済合理的に賢く行動し続ける事、と言っており、その対極が「デイトレード」「宝くじ」と言っている(デイトレードを宝くじを並列に考えているところから、「ギャンブル」だとカテゴライズしていることが見受けられる)。

まさに「急がば回れ」であり、コツコツとインデックス投資をし続け不動産投資をし続ける事が、結局ファイナンシャル・フリーダムを達成するのに最短だということだ。

この教えには勇気をもらえた。何か奇をてらった方法があるわけではなく、また決して消極的な理由ではなくきちんとした理論に基づいた結果、コツコツが「最速」だということだ。

コツコツが「最速」、いい響きだ(笑)。

今回で本書の解説は全て終了となる。

全編通じて、とても示唆に富んだ、専門的な知識・知恵を踏まえつつ、ストレートにユーモアたっぷりに(時には皮肉たっぷりに(笑))、投資と言うものを説明していた。

以下まとめです

・第1章:マネーの世界はワンダーランドだ

 ・投資セミナーや保険、ワンルームマンション、アクティブファンドのファンドマネージャーなど、儲かると宣伝してくるものには罠がある

 ・本当に儲かるなら何故自分でやらないのか、ということ

・第2章:投資とはどういうゲームなのか

 ・投資で言う「リスク」とは「危険」でなく、「振れ幅」のこと。「良い」振れ幅も「悪い」振れ幅も「リスク」である

・第3章:株価とは何か?

 ・金融商品の値段を計算する方法: PV=CF1 / (1+r1) + CF2 / (1+r2)^2 +・・・+ CFn / (1+rn)^n

 ・上記は正しいが、入れるべきパラメーターを正確に推定することが困難

・第4章:投資は運か実力か?

 ・投資のプロはサルがダーツを投げて決めた銘柄に投資するよりも、高い手数料の分だけ成績が悪い

 ・しかしながら投資のプロが血眼になり市場の歪みを見つけてくれるおかげで、市場が効率的になり、結果素人(サル)が投資してもさほど変わりがない結果となる、という皮肉な結果となっているのである

・第5章:現代ポートフォリオ理論のシュールな結論

 ・現代ポートフォリオ理論においては、最も効率的な投資は、接点ポートフォリオ上安全資産の直線上で行うことであり、後はその割合をどうするかだけである

 ・市場が完全に効率的である場合、接点ポートフォリオは市場全体を表す市場ポートフォリオと同一となる為、市場ポートフォリオに投資できる「インデックス・ファンド」に投資をすることが、最も効率的である

・第6章:それでも投資をしたい人のために

 ・投資をするには最低でも数百万円無いと意味がないので、それ以下ならば怒鳴られながらも最大の資産である自分の体を使って仕事で数百万を貯める必要がある

 ・且つギャンブルをせず、借金を返済したら、長期国際投資としてインデックス・ファンドをコツコツ実施し、資産が数千万に成ったら不動産投資もし、資産が数億に成ったら利息で悠々自適な生活を送る

以上です。

何か気づきがあれば幸いです!

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