#086 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント A.まえがき あなたのゴールは何か
本日より、ロバート・キヨサキ氏の2冊目、「改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(2013/11/8)について、解説して行きたい

本編の構成は
A.まえがき
B.はじめに
C.第一部 クワドラントの右側か左側か
D.第二部 最高のあなたを引き出す
E.第三部 クワドラントの右側で成功する為に
の大きく5部構成となっている。
本日は
A.まえがき
について解説をして行きたいと思う。
■0.あなたのゴールは何か
- 筆者が好きなベトナム人禅僧、平和運動家のティク・ナット・ハンの言葉
- 「道こそがゴールだ」
- 「自分の道」を見つけることが人生の目的だ、という意味
- 「自分の道」とは、「自分がこの地球に生を受けた理由」を見つける事
- 「人生の目的」は何か?
- 「人生と言う素晴らしい贈り物を与えられた理由」は何か?
- 「人生に返すことが出来る贈り物」は何か? ということ
■1.自分の道を見つける
- 「人生の道」とは何か。子供のころから、「学校に行って卒業後仕事に就け」と言われる
- 「人生の道」として挙げられそうなもの:医者、弁護士、ミュージシャン等・・・
- これらはどれも「職業」であり、必ずしも「人生の道」ではない
■2.では、どうやって自分の道を見つけるか?
- 「何をしたいか」が分からずとも、「何をしたくない」かは分かる
- 見つけたいものが「職業」なら簡単だが、そうではなく「人生の道」を見つけることは難しい
■3.週末セミナーで学んだこと
- 筆者が週末自己啓発コースで学んだこと
- インストラクターが描いた円
- 外から「身体的」、「頭脳的」、「感情的」、「精神的」の全てに関する教育が必要、との内容(下記)

- 一般的な学校は「頭脳的」な内容を開発する
- しかし、学校では優等生であった人が実社会に出ると成功できない理由
- 一般的な学校は「精神的」な部分を押しつぶす
- 「恐怖」を植え付ける教育である
- 例:間違いを犯すのではないか
- 例:失敗するのではないか
- 「恐怖」を植え付ける教育である
- 筆者は海兵隊で「身体的」、「頭脳的」な訓練は受けていた
- しかし「感情的」、「精神的」な能力が欠けていた(海兵隊ではどんなプレッシャーでも「冷静でいる」よう訓練されていた。また感情を押し殺し「敵を殺す」ように訓練されていた)
- 上記を知り、自身が変わるべき時期であることを悟った
- 学位や成績、資格と言った「紙切れ」を手に入れる為の授業を取るのは辞めた、とのこと
■4.自分の道を見つける
- 筆者は、自分の道を見つける為に複数の自問をした
- 学校嫌いの子供がこれほど多いのはなぜか
- 学校好きの子供がこれほど少ないのはなぜか
- 高い教育を受けたのに実社会で成功していない人が多いのはなぜか
- 学校は実社会のための準備を学生にさせているか
- 筆者はなぜ学校は大嫌いで、学ぶことは大好きなのか
- 学校の教師の大部分が貧乏なのはなぜか
- なぜ学校ではお金についてほとんど教えないのか
- これらを考えた末、筆者は教育界で起業家になる事を決めた、とのこと
■5.道を見つけることが大事な理由
- 筆者の商船アカデミー時代の友人が、海の上で一生過ごすのは嫌だと言って弁護士になった
- その後弁護士業務が多忙を極め、50歳で亡くなった
- 同窓会で弁護士を辞めたいと言っていたが、家族を大学に入れる為に金銭的余裕がないと言っていた
- 一つの職業につかまって出られなくなり、自分の道を見つけられないでいる
- このような人は枚挙にいとまがない
■6.「教師」になった理由
- 人びとにファイナンシャル教育を提供したかったから
- 金持ち、貧乏、成績良しあしに関わらず誰でも受けられることを目指したかった、とのこと
■7.変化するのは簡単でない
- 変化するのは「頭脳」の面より、「感情」の面、「精神」の面でより大変である
- 染みついた価値観
- 従業員に特化した価値観:雇用の保障、給付金、政府による年金プランと言ったもの
- 起業家、投資家になるといった時の、周囲からの批判の声
- 染みついた価値観
- 筆者が実の父に言われた言葉
- 失敗したらどうするつもりだ
- 学校に戻って博士号を取った方がよい
- 医者になれば、お金が稼げる
- 金持ちは欲張りだ
- お金があっても幸せになれない
- 収入に見合った生き方をすればよい
- 安全第一で、夢を追い求めるのは辞めたほうが良い
■8.ダイエットとエクササイズ
- 「感情的」、「精神的」な成長の例
- 太り過ぎで悩んでいる人に、やせる為には「ダイエットをしエクササイズをすればよい」と言ってもまず動くことはないだろう
- 何故なら「頭脳的」には理にかなっているが、そこではなく自身の「感情的」「精神的」な空虚感を満たす為に、つい食べてしまっている
- 起業家になるぞと決めただけだと
- 明日から禁煙する、というのと同じくらい効果がない
- 喫煙は「感情的」「精神的」問題から引き起こされた身体的依存症
- 起業家になるには、「感情的」、「精神的」なサポートが必要
- 筆者の場合は、金持ち父さんがメンター的、妻がサポート的にその役目を果たした
■9.「優等生」が失敗する理由
- 「頭脳的」に高い教育を受けた人も、「感情的」な教育を受けていなければ、「恐怖心」に支配されて身体が動かなくなる「分析麻痺」になる
- 「分析麻痺」は間違いを犯した学生を罰する学校教育システムが生み出したもの
- 学校教育でいう「優等生」とは、すなわち「間違いの数が最も少ない」人のこと
- 「実世界」では「一番多く間違い」を犯し、「そこから学んでいく人」が勝つ
- 優等生は、失敗の数が足らない
- 従業員が雇用保障にしがみつく理由
- 「感情的」教育の不足。「恐怖」におびえて何もできなくなっている
■10.道こそがゴールだ
- 以下を考えている時が、変化を実現すべき時
- まるで死人のような人たちと一緒に働いている
- 仕事は大好きだが、もっとお金が稼げたらよいのに
- 週末が待ち遠しい
- 自分のやりたいことをやりたい
- そろそろ辞め時ではないだろうか
- ティク・ナット・ハンのいう「道こそがゴールだ」、すなわち「自分の進むべき道を見つける事こそが、人生のゴールだ」ということ
Twitter:https://twitter.com/earth76_
よければフォローお願いします! ^ ^