#088 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント C. 第一部 クワドラントの右側か左側か
本日も、ロバート・キヨサキ氏「改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(2013/11/8)について、解説して行きたい。
本日は「C.第一部 クワドラントの右側か左側か」を解説して行きたい。
A.まえがき
B.はじめに
C.第一部 クワドラントの右側か左側か ←本日
D.第二部 最高のあなたを引き出す
E.第三部 クワドラントの右側で成功する為に
「C.第一部 クワドラントの右側か左側か」はさらに以下の7つのセクションに分かれており、本日は1~3について解説して行きたい
1.私があえてホームレスになったわけ ←本日
2.お金を作り出すにはお金も学歴もいらない ←本日
3.あなたはどのクワドラントに属しているか ←本日
4.収入をどこから生み出すか
5.どのクワドラントを選ぶか
6.私が右側のクワドラントを選んだ最大の理由
7.この本から読み取るべきこと
■1.私があえてホームレスになったわけ
- 1985年は中古のトヨタが家だった
- 3週間を過ぎた時に友人が声をかけてくれ、9か月間友人宅の地下室で過ごした
- 敢えて仕事に「就こう」とはしなかった
- 求めていたのは仕事に就くことによって得られる安定でなかった
- 筆者とキム(妻)は大学を出ており、仕事の経験もあり、働く事の大事さも分かっていた
- ただ求めていたのは、収入を労働に依存することのない「経済的自由」であった
- 1989年には金持ちになっていた
- 1994年までに一生働かなくても困らない状態になった
■2.お金を作り出すにはお金も学歴もいらない
- お金を作るにはお金が必要だ、という意見には筆者は反対である
- 1985年のホームレスから1989年の金持ちになり、1994年の経済的自由を達成する迄、お金は必要なかった
- お金を作るのに必要なのは
- 「夢」
- 「強い意志」
- 「短期間で学ぼうとする意欲」
- 「資産を適切に扱う能力」
- 「自分の収入をキャッシュフロー・クワドラントのどこから生み出したらよいか見極める能力
■3.あなたはどのクワドラントに属しているか
- 従業員(E):会社の為に働いて給料を得る
- 自営業者(S):自分の為に働いて収入を得る
- ビジネスオーナー(B):自分が所有するビジネスから収入を得る
- 投資家(I):投資から収入を得る(お金にお金を生ませる)
- それぞれに必要な心構え、技術、教育が異なる
- 収入源をどのクワドラントにするかは、その人の価値観、得意不得意、興味で決まる
- どんな職業でも自分が望むクワドラントから収入を得ることが可能
- 例)医者でも
- E(従業員)として大病院に勤めることも、
- S(自営業者)として事務員を雇って開業し、自身が治療に当たることも
- B(ビジネスオーナー)として医院を所有し、医者やスタッフを雇って働かせることもできる
- 医療ビジネスを所有するだけで、自らそこで働く必要はない
- 医療と関係ないビジネスを所有し、別で患者を治療もできる
- I(投資家)として収入を得ようとした場合、他人が所有するビジネスに投資したり、株式・投資信託、不動産などに投資し収入を得ることが出来る
- 例)医者でも
- キーワードは「収入を『どこから』生み出すか」である
- 「職業」や「どんな仕事をしているか」は関係ない
- 問題は「どうやって収入を生み出すか」だ
とのこと。
ここでは、筆者自身のホームレス時代の実体験と、敢えてそうした理由について語られている。
つまり、「お金のために」働くことを辞めて、「人やお金を働かせる」と決めたがために、一時的に収入が底をついてしまった、と言うことだった。
しかしそれによって、その4年後には金持ちになることが出来た、ということだ。
これがキャッシュフロー・クワドラントでいう「右側」の考え方であり、これは「職業」とは関係ないとのことだ。
すなわちどんな職業でも右側にもなる事ができ、右側に「なる」と決めた者だけが右側になることが出来る、ということだ。
大変興味深い。明日以降より詳細を解説する。
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